「クラウドファンディングってお金を集めるアレ?」
という風にある程度知っている人も居るでしょう。
そういう人達にも今回の記事は、非常に読む価値はあるとは思います。
「クラウドファンディングで稼ぐ」と聞くと、「何か新しい事を起案して資金の調達で稼ぐのか?」という風に思われるかもしれませんが、支援者側が稼げるという類のクラウドファンディングもあります。
投資でお金を増やすと言う事ですね。
後述しますが、お金を失うリスクがあるので、ご自身で判断して、自己責任で行ってください。
今回の記事では、クラウドファンディングの種類から説明します。
この記事の目次
クラウドファンディングとは?
クラウドファンディングとは、新しいサービスを開発したいなどと考える起案者が、専用のインターネットサイトを使って、不特定多数の「支援したい!」と思う人たちから資金を集めるサービスです。
募金みたいなイメージですね。
クラウドファンディング自体は有名なので、知っている人も多いでしょう。
実は、クラウドファンディングにも種類があります。
今回の記事では、クラウドファンディングとはどんな種類があるのか、何をやった方が良いのかについて紹介しますね。
- クラウドファンディングの基礎知識
- クラウドファンディングで稼ぐ方法
クラウドファンディングの種類
クラウドファンディングと一口に言っても種類はいくつかあります。
どれも不特定多数の人からお金を集めるという点では共通していますが、その内容によって種類が分かれますので解説していきましょう。
1.購入型クラウドファンディング
最近テレビやネットでよく話題になりやすい、「クラウドファンディング」といえば、大抵の場合はこの購入型クラウドファンディングを指すことが多いです。
例えば、有名なゲーム製作会社が、「アニメ化をしたい!」とサイトで広告することで、それを見たゲームのファンの人たちが、「是非支援をしたい!」と支援者(パトロン)になり、各々が3000円、1万円、100万円といった金額を、次々に払って行きます。
そして、最終的に数千万円と集まったお金をアニメの製作費用に使います。
支援してくれた人たちには、金額によって、アニメ化記念冊子やキャラが印刷されたTシャツ、クレジットに名前が載る等の特典があります。
今回は例として、アニメ製作を挙げましたが、クラウドファンディング自体は、防災関係や、科学研究などから奇抜な案件まで何でもあるので、本当に幅広い分野で資金集めとして利用されており、今後もっと社会に浸透するサービスでしょう。
購入型一つ取っても色々なサイトがありますが、今回はCAMPFIREと言うサイト紹介しますね。
2.寄付型クラウドファンディング
寄付型クラウドファンディングとは、その名の通り、ネット上で寄付を求める団体や個人に"寄付"をするクラウドファンディングですね。
物品や金銭的なリターンは一切無く、ほとんど募金と同じと考えていいでしょう。
募金には無いメリットは、寄付先にもよりますが、金額の一部が所得控除の対象になることと、寄付金の使い道がはっきりしていることですね。
寄付型のクラウドファンディングは、実質、募金をやりたいという人のためのプラットフォームといったところですね。
募金することに興味は無いという人でも、こういったサービスが存在するということだけは覚えておいてくださいね。
3.投資型クラウドファンディング
3つ目の投資型クラウドファンディングは、支援した人に金銭的なリターンのあるクラウドファンディングです。
金融型クラウドファンディングなどとも言われます。
「クラウドファンディングで稼ぐ」と聞くと恐らく、「何かを企画してクラウドファンディングで資金を支援してもらう」とイメージする方も多いと思いますが、実際にはこの投資型クラウドファンディングという手法で稼ぐことになります。
この投資型クラウドファンディングを理解すれば、堅実に資産運用をすることが出来るでしょう。
3-1.貸付型クラウドファンディング
融資型クラウドファンディングと呼ぶことも多く、これをソーシャルレンディングと呼ばれます。
お金に余裕のある個人たちが、お金を借りたい企業に対して、お金を融資するクラウドファンディングです。
早い話が、お金を6ヶ月〜1年といった短期間から、長ければ1年〜3年といった長期間貸し付けて、期間が満了したら返済されるという仕組みで、個人が金貸しになれるようなイメージです。
株やFX、不動産といった、王道な投資方法では、お金を大きく減らしてしまうリスクが高かったり、不動産を買うために大きな資金も必要であったりと、ハードルが高くて多くの人が参入しづらいですよね。
一方で、このソーシャルレンディングでは、非常に安定して利益を得ることが出来る上に、少ない資金からでも投資をすることが出来るので、今まで投資=難しくて損するものと考えていた人は、こういった運用方法が存在することも覚えておきましょう。
しかし、投資方法を間違えると、リターンの割にリスクが高くなってしまいます。
とはいえ、損するリスクを限りなく抑えて、堅実に資産を増やすための仕組みを作るのは、誰でも非常に簡単に出来ることなので、興味があれば以下の記事も参考にしてくださいね。
3-2.ファンド型クラウドファンディング
ファンド型クラウドファンディングは、飲食店の運営資金や新商品開発といった国内外の事業への投資となります。
金銭的なリターンとしては、投資した企業の売り上げによって変動します。
どれぐらいのリターンが得られるか分からないため、企業やプロジェクトなどの先行きを見極める力が必要となります。
予想以上のリターンを得られることもありますが、期間を満了したファンドの内、元手を2割ほど失う案件などもそれなりにあります。
リスクリターンはそれなりにあるため、堅実に資産を運用したいと考える人には向いていません。
3-3.株式型クラウドファンディング
株式型クラウドファンディングは、上場する前の株式への投資となります。
未上場の株を購入するため、実際にIPO(新規株式公開)した際や、M&A(合併・買収)などされた際に非常に大きなリターンを得ることが出来ます。
新規株式公開によって上場した株は、公募価格でその銘柄を買うことが出来れば、高確率で大きな利益を得ることが出来ますが、証券会社で行う抽選に当選しなければいけないので、こういった入手の仕方が出来るようになったのは、非常に大きな進歩と言えますね。
手に入れるのが物凄く大変です。
IPO株の抽選も非常に競争率が高いですからね・・・。
株式型クラウドファンディングで投資した資金は、その銘柄がIPOやM&Aの対象とならない限りは、資金を回収することは出来ません。
このクラウドファンディング自体も、まだ2015年に始まったばかりなので、現時点でIPOやM&Aとなった事例はありません。
投資先もベンチャー企業や中小企業がほとんどで、投資した企業が倒産して、お金を全て失う可能性もあります。
究極にハイリスク・ハイリターンであることを肝に銘じておいて下さい。
未公開株への投資という、究極にハイリスクハイリターンの世界なので、「株やFXはちょっと無理かも・・・。」と考えている人にはとてもおすすめ出来ません。
ただ、案件自体は凄く夢があるものが多いため、登録してみて、まだ資金の募集をしている案件や、既に募集終了した案件が、どういった内容なのかはチェックすることが出来ますので、興味を持てた人は確認してみてくださいね。
株式投資型のクラウドファンディング事業者は、現時点でもいくつか存在しますが、その中で最も有名な事業者と言えば、株式会社日本クラウドキャピタルが運営する、FUNDINNO(ファンディーノ)ですね。
ファンディーノは、国内取引量No.1でかつ、国内初の株式投資型クラウドファンディング事業者です。
投資家の審査に数日かかるので、
いつでも投資出来るように準備はしといて損は無いですよ。
株式型クラウドファンディングはリスクが高いので、投資型クラウドファンディングの中では最も儲からない可能性が高いです。
投資をする場合は、自己責任でお願いしますね。
クラウドファンディングでお金を稼ぐ方法とは
ここまで、クラウドファンディングの種類と、その内容を紹介しました。
この時点で既にお分かりの方もいるかもしれませんが、クラウドファンディングでお金を稼ぐ方法をいくつかあげていきますね。
自らアイディアを出して、賛同を得てお金を集める
クラウドファンディングでお金を稼ぐなら、面白いアイディアを考えて、プロジェクトを立ち上げてお金を稼ぐ方法が最もオーソドックスなやり方となっています。
購入型クラウドファンディング自体は無料で出来ますし、ノーリスクで始めることは出来ますので、何か面白いアイディアがあれば、とりあえず出してみてもいいかもしれませんね。
反応が良ければ支援を貰えるかもしれません。しかし、お金を支援されるからには、それに応えるために本気で打ち込まなければなりませんから、自分が挑戦したいと思ったものを出すようにしましょう。
CAMPFIREなどではいろんなアイディアが掲載されていますので、参考にしてみるといいですよ。
投資型のクラウドファンディングにお金を投じる
こちらは、支援した人たちが金銭的なリターンを得られるクラウドファンディングなので、より多くの人におすすめ出来るお金の稼ぎ方になります。
お金を投じて、後は支援したプロジェクトが上手くいけばお金を得られるので、ほとんど不労所得としてお金を稼げるのが大きなメリットとなります。
また、金商法や出資法などの法律によってある程度整備されているので、投資先に関しては相応の信頼を置くことが出来ます。
僕が「クラウドファンディングでお金を稼ぎたい」と考えている人におすすめするお金の稼ぎ方は、この投資型クラウドファンディングに投資をすることです。
クラウドファンディングでお金を稼ぐなら貸付型がおすすめ
今回の記事では、クラウドファンディングの種類と、お金の稼ぎ方について説明しました。
購入型や寄付型のクラウドファンディングでは、支援者側はお金を稼ぐことは出来ません。
寄付したい団体等がある人は、
やった方がいいと思いますよ。
また、自らプロジェクトを立ち上げて、資金を調達するというやり方でも、お金を稼げる人はごく一部で、ほとんどの人は儲からないでしょう。
やはり、お金を稼ぎたいのであれば、投資型のクラウドファンディングの中から案件を選んで資金を投じる方が無難です。
投資型のクラウドファンディングやるとしたら、「結局何をしたら堅実にお金は増えるの?」ということですが、投資資金を回収して、堅実に利益を出すならば、貸付型のクラウドファンディング一択でしょう。
(以下ソーシャルレンディング)
僕も、ソーシャルレンディングで運用していますが、ファンド型はリターンを得られる見込みが薄く、株式型も非常にハイリスクであることから、とても他人には勧めることは出来ません。
ソーシャルレンディングという投資方法自体は、10年ほど前からありますが、知名度が低く、実際に投資が盛んになったのはここ数年の話です。
まだまだ知る人ぞ知ると言える投資方法ですね。
だからこそ、良くも悪くも次世代の投資なのです。
お金に余裕が出来て、資産運用をやってみたいと考えても、「株やFXはお金をたくさん失いそう。」と考えて銀行に貯蓄するだけの人は多いでしょう。
そういった人にこそ挑戦して欲しい投資ではありますが、何も考えずに投資しては損するリスクも高くなることも事実ですよ。
詳しい仕組みやリスク回避策などについては、以下の記事で詳しく説明しているので、しっかり理解してから投資するかしないかを決断してくださいね。
今回の記事は以上です。
お金を稼ぎたいなら行動あるのみですよ。