↑は冗談ですが、日本人はあまり資産運用に興味が無い人が多いですよね。
あなたの周りで資産運用をしているという人はどのぐらい居るでしょうか。
恐らくですが、半分以上の人が「いや、誰も居ないな」と答えるはずです。
そこまで古いデータでは無いので、このデータを引用させてもらっています。
日本銀行調査統計局のデータによると、日本人の個人金融資産は、トータルで1600兆円ぐらいあるみたいですが、その内50%以上が貯金しています。
このように思う人も居るかもしれません。
しかし、実際のところ、自分の基準や感覚は置いといて、他国と比較する事で、日本の貯蓄率の高さが異常である事がはっきりと分かります。
それもそのはずです。なぜなら、アメリカの個人金融資産で現金の比率はわずか10%程度しかありません。
実際、このような資産の持ち方だとアメリカの経済状況によって、国民の資産が大きく左右されるので、日本人からしたらかなりのリスクを取っているように思うでしょう。
しかし、逆に言えば、持っている株価が右肩上がりであれば、国民が保有している金融資産も右肩上がりなのです。
つまり、株価=国民の幸せだと考えているアメリカ人は、株価を上げる為に一生懸命経済活動を行っています。日本とは全体的な本気度が違いますね。
日本人はデータから分かる通り、はっきり言って貯金しすぎです(笑)
最近の老後資金2000万円問題をきっかけに少しずつ資産運用を始めようとする人は増えておりますが、それでも資産運用における代表的な制度であるつみたてNISAですら、利用率は全体のわずか1%程度しかいません。10%ではなく1%です。
前置きが長くなりましたが、今回の記事では、
- なぜ日本人はこうも資産運用をしないのか
- 資産運用はやった方が良いのか
- 資産運用をしない方が良い人の特徴
こういったテーマについて解説をしていきます。
この記事の目次
日本人の多くが貯金以外に資産運用をしない理由
そもそも日本人の多くが、なぜこうも貯金以外の資産運用をやらないのかについて説明をしていきます。
貯金が最も安心できるから
第一に、貯金が最も安心だからという考えがあるからです。
日本人の多くは、
- 資産運用ってなんか難しそう
- 投資ってギャンブルと同じでしょ?
- 得をしない代わりに損をしないから、貯金をするのが最も堅実的
という風に考えて、何もしていない事が多いですよね。
昔は貯金しているだけでお金が増えた時期もありましたが、今は20年以上ずっと低金利が続いている状態で、預けていてもお金は増えませんよね。
そんな中、アメリカ人のように、株や債券、投資信託などで資産運用を行うという選択肢はあるのに、それをやらないのは、
- めんどくさい
- 損をしたくない
と考えているからに他なりません。
このように考えている人も居ると思いますが、これは思い込みで、毎月1~5万円を資産運用に積立していくだけでも、複利の効果で、20年後30年後には数百万円以上の差が出るのは過去のデータから予想が付きます。
また、貯金自体もインフレによる物価の上昇で、相対的に価値が目減りするリスクがあるので、貯金という資産だけでは決して安心という訳ではありません。
もちろん、貯金という資産が安全であるという事に関しては僕も異論はありません。貯金だけという事が少し問題なのです。
貯金だけしていたら安心
このように考えていた人は、今日で改めましょう!
日本ではお金に関する教育を一切しないから
次に、日本ではお金に関する教育を一切しない事も、資産運用がされていない理由の一つと言えます。
例えば、資産運用のやり方とか、所得税や厚生年金といった、社会に出てから必要な知識を、僕たちは義務教育で教わる事はこれっぽっちもありません。
例えばですが、
- 株とは何か
- 不動産とは何か
- 仮想通貨とは何か
- 投資信託とは何か
こういった知識を学校で教わる事はありませんよね。だから、そもそも資産運用の事をあまり知らないのも無理は無いのです。
現に、アメリカやニュージーランド、オーストラリアといった他の先進国では、中学生~高校生、早ければ小学生の段階で金融教育が義務教育で行われます。
生きていく上で大事な知識を、日本では大人でも分かっていない人が多いのに対して、海外では中高生の時点で一般常識として習得しているという事です。
- 簿記の勉強をする
- FPの勉強をする
- 資産運用や起業に関する本を買って読む
- 僕のブログを読む
とりあえずここから体系的に学んで、いろいろな知識や経験を吸収していけば、それだけで日本人の中では抜きんでた状態になる事は間違いありません。
資産運用はした方が良いのか
周りはみんなしていないから、結局やらなくても問題無いと思っている。
こういった疑問を持つ人も多いと思いますが、結論から言うと、資産運用はやった方が良いです。
- 詐欺やぼったくりに引っかかりにくくなる
- 小さな金額でも、お金でお金を生み出す成功体験を得られる
- お金に対する普遍的な知識を身に付けられる
- 元々貯蓄力のある人であれば、一つの収入源として成立させられる
- 資産運用で大きく稼ぐ事は難しいという現実を知る事が出来る
これだけのメリットがあるので、「みんながしていないからやらない」ではなく、「自分だけ資産運用をやって得をしよう」と考える方が健全です。
自分が興味を持った資産運用があるならば、本などで勉強をして経験も積んでいけばベストですが、こういった人も居るかと思います。
こちらの記事では、ソーシャルレンディングや仮想通貨といった、少々リスクのある投資も紹介しておりますが、理由があって敢えてそれらの投資を紹介しているので、詳しく知りたい人は、記事を読んだらすぐに実践してみて下さいね。
資産運用をしない方が良い人の特徴
ここまで、日本人が貯金以外で資産を運用しない理由と、資産運用をした方が良い理由を説明しました。
しかし、中には資産運用をそもそもしない方が良い人も居るので、そういった人の特徴を3つほど紹介します。
余剰資金が無い人
まず一つ目に、余剰資金が無い人は資産運用をしない方が良いですね。
例えば、毎月生活する事だけで手一杯で、とても貯金をする余裕なんて無いという人は、そもそもやるべきではありません。
資産運用というのは、最悪失っても良いお金でやるのが鉄則です。
間違っても、生活費として使う予定のお金に手は付けないでくださいね。
リスクを取れない人
次に、リスクを取る事が出来ない人は資産運用をすべきではありません。
どんな資産運用であれ、一定のリスクは付き物です。
そういったリスクをどうしても取る事が出来ないという人は、素直に貯金だけしておくのが無難かと思います。
何をリスクに感じるかは、人それぞれ違うと思いますが、リスクが気になる人は、やはり貯金だけにしておいた方が精神衛生的にも良いと思います。
自己責任で判断出来ない人
最後に、自己責任で判断出来ない人も、思考停止で貯金をしていた方が良いと思います。
このように言ったとしても、投資の世界は基本的に全て自己責任です。
僕がおすすめした投資であろうと、専門家がおすすめした商品であろうと、最終的に投資するのは自分のお金ですし、その後に損をしたとしても、それは投資をした人に責任があります。
もちろん、これはケースバイケースで、
- 銀行や証券会社に資金を預けていたら、ハッキングされて盗まれた
- 詐欺案件に勧誘され、資金を盗まれた
こういった場合であれば、その運営をしている会社に非があるので、投資をしていた人の責任では無いと思います。
ですが、投資は自己責任という事は基本中の基本です。
僕も、なるべく損のしない投資の始め方や、今までの経験上稼ぎやすい副業を紹介していますが、それを実践しても、少しは損をするリスクや、結果が出ずに時間だけが無駄になるリスクは存在します。
なので、僕の紹介している物を参考にしつつ、最終的に何でどうするかはあなた自身の頭で考えて判断をして下さいね。