節約を頑張っているつもりだけど、思ったようにお金が貯まらない人であれば、支出を減らして、もっと貯蓄体質になろうと努力する為にやろうとする事の一つとして、「家計簿を付けてみようかな」と思う人も多いかと思います。
家計簿を付けて、家計をしっかり把握して、上手くやりくり出来ている主婦も多いですし、自分もやってみようと思う人も多いですよね。
しかし、「家計簿って貯金をしていく上で本当に必要なのかな?」と考えている人も多いでしょう。
今回の記事では、生活を改善する為に家計簿を付ける事は必要なのか?貯金を殖やしていくためには何をすればいいのかを、1000万以上貯蓄出来た僕の視点から解説しますので、ぜひ最後まで読んでいってください。
この記事の目次
家計簿は貯蓄の為に必要なのか
そもそも家計簿はなぜ必要なのかと言うと、僕の考えでは以下の2つしか無いと思っています。
- 支出を細かく把握する為
- 数ある支出で、何が大きいのかを把握する為
一般的な意見としては、これ以外に「家計簿を付けて、支出を把握し、貯蓄しやすくする」という目的の人も多いかもしれません。
しかし、結論から言うと、貯蓄をしやすくする為に家計簿を付ける必要はなく、むしろ非効率的な行為だと言えます。
貯金をする為に家計簿を付けるのは効果が薄い
僕自身は家計簿を付けた事は無いですが、4年間で大きなリスクを取った訳でもなく、1000万円を貯める事が出来ました。
当たり前ですが、貯蓄する為に必要な事は支出を減らす事であり、支出を細かく把握する事ではありません。
このように考える人も多いですし、実際に効果が出たという人も聞きますので、人によるとしか言えませんが、僕の経験上では、家計簿で支出を把握しても、それが貯蓄に繋がるという訳では無いと思います。
もちろん、人によっては、家計簿を付けて家計を改善出来たというパターンもあると思います。
ですが、それでも多くの場合は、家計簿を付ける労力に見合ったリターンは得られないと思います。
家計簿を付けるより一つ一つの無駄遣いを削る
お金の無駄遣いというのは、ほとんどの場合は「このサービスに課金しよう」「この服を買おう」「毎週旅行しよう」と、自分の意思で支出していますよね。
つまり、支出が知らず知らずの内に大きくなっているという事は、過去の自分が考え無しにいろんな物にお金を使ってきているという事です。
そういった人は、家計簿を付けるのではなく、今まで通りの生活をして、一つ一つの支出をする度に「この支出は要らないな」と考えて削っていけば、家計簿を付けずとも、明らかに貯蓄が多くなります。
そして、家賃や通信費、車の維持費等の大きな支出であれば、そもそも家計簿を付けずとも把握している事がほとんどですよね。
なので、万円単位の大きな支出から削り、それと並行して普段の生活の無駄遣いを一つ一つ削っていくようにしていきましょう。
- 家賃や通信費、車の維持費、住宅ローン等のでかい費用
- 無駄な買い物、娯楽費、交際費
ここを削れるだけ削れば、月に何万円も多く節約する事が出来ます。
もちろん、子供が居る家庭であれば、養育費もかかってきます。
子供の習い事や教育をする為にお金を使う事は素晴らしい事ですが、その意識に付け込んでぼったくりな費用を要求してくるサービスもあるので、価格と価値を分けて考え、自分の子供にとって本当に必要な物なのかをもう一度考えてみるのは良いかと思います。
僕にはそういった子供を育てながら貯蓄を上手くしていく方法は分かりませんが、養育費によって生活が圧迫されているのであれば、優先度の低い物から順番に削っていくのはやむを得ないでしょう。
- 電気をこまめに消す
- 水を貯めておく
- 2円安い牛乳を買う為に自転車で隣町のスーパーまで行く
これも労力に見合った節約効果は無いので止めておきましょう。
最近だと、手軽に家計簿を付けられるアプリもありますし、支払いを出来るだけクレジットカードだけにして、明細を見て一発で把握するテクニックもあります。
家計簿が必要という意見は、手段と目的を履き違えている
現在家計簿を付けていて、それなりの改善効果が見られている人も居るかと思います。
しかし、そういった人の「家計簿を付ける事は必要」だと言う意見を鵜呑みにして家計簿を付け始めても恐らく挫折する人が多数だと思います。
なぜなら、多くの人は家計簿を付けるのではなく、貯金を増やしたくて、その為の手段の一つとして家計簿を付ける事を検討しているからです。
このように考えて、家計簿を付ける事が億劫になって、三日坊主で辞めていく人もいます。
そして、家計簿を丁寧に付けている家庭であっても、家計がいつも赤字である事だけ把握して、なかなか改善されないというパターンは多いですね。
その理由は、家計簿を付ける事を目的にしており、ノルマを達成して自己満足で終わっている可能性が高いからです。
家計簿とは、付けた後に支出を見直して、来月から出費を削ったり、どこかの出費が増えた分、別の出費を削ったり、数字を見て後で改善する事で、初めて意味がある物です。
元々家計簿を付けるのもかなり労力が要りますし、労力をかけたのであれば、それに見合った節約効果は得られていないと意味がありません。
家計簿を付ける労力は、稼ぐ事に振るべき
ここまで読んで、節約をする事だけが目的なのであれば、僕と同じようなめんどくさがりな人であれば、家計簿を付ける必要は無い事は分かったかと思います。
僕自身、家計簿を付けて家計を改善する行為は、2円安い牛乳を買う為に自転車で隣町のスーパーまで行くという行為と大差が無いように思います。
そして、貯金を増やす為に出来る事は、支出を減らす事とは別に、収入を増やす事もあり、こちらは青天井です。
なので、僕みたいに、あまり頑張らずに節約をして、浮いた時間で副業をやる方が、無駄がなく、経済的にゆとりが出来るでしょう。
家計簿を付ける為に労力をかけて、月数万円程度の節約にしか繋がらないのであれば、その労力を副業などに使って、月数万円多く稼ぐ事に注力する方が良いと思いますよ。
副業などによって、ある程度忙しくなる事で、お金の大事さにもっと向き合う事が出来ますし、かえって無駄遣いも省く事が出来るようになると思いますよ。
そして、その気持ちをあらゆる事に応用する事が出来たら、自然と無駄遣いも減らせると思いますよ。
こういう思考法も含めて、他の誰にも負けないような節約術を、以下の記事でも解説していますので、興味があればこちらも最後まで読んで行って下さい。
今回の記事は以上です。お金は、本当に必要な物だけに使っていきましょう。