この記事では、アルバイトを副業におすすめ出来ない超合理的な理由を伝えたいと思っています。
2018年は副業元年と持て囃されましたね。
(2019年や2020年を副業元年と言われることもありましたが。)
それもそのはず。
なぜなら大手企業が続々と副業することを解禁したからです。
これからは中小企業も続々副業を解禁し始めてきます。
そんな中、副業って言っても、何があるんだろう?
と思う人が多く、特に調べもしないまま、副業でアルバイトをしよう!と考える人も多いですよね。
例えば・・・
- 週1でコンビニに行けば毎月手取りが4万円上がる!
- 毎月の収入と支出がほぼトントンだから週1で居酒屋に働きに行く。
このような考えで、副業=アルバイトという風に考える人が多いですが、僕はこのようなやり方をおすすめしません。
この記事の目次
アルバイトが副業におすすめされる場合
アルバイトを副業におすすめは出来ませんが、例外的にアルバイトを副業におすすめ出来る場合があります。
本業と関わりが深い仕事内容である
これは最もおすすめされるパターンですが、本業と同業の仕事であれば非常に価値があると言えますね。
例えば、ゲームプログラマーとして働いている人が、PHPという言語を用いてWebサービスを開発する案件にアルバイトとして携わるようなパターンです。
これによって幅広い知識を得ることを狙いながら、クラウドワークスなどの開発案件に挑戦したり、個人開発でアプリケーションを作ってみたりと、アルバイトを始めたことをきっかけにいろいろな可能性に挑戦出来る可能性があります。
他には、料理人として働いている人が別の店で、お金を貰いながら料理を作る経験を積むことで、幅広い調理の技術を身につける場合もそうです。
どちらの場合も、専門学校に通うという選択をすることは出来ますが、それでは非常にお金がかかるという欠点がありますよね。
そんな時に新しいプログラミング言語の文法やAPI、会社で使わないような開発ソフトの操作技術などを独学で覚えたり、スクールを探したりする以外にも、副業でアルバイトをしてお金を貰いながら実務経験を積む事を視野に入れることも出来ます。
単純に一定の知識や技術が欲しいだけなら、趣味でやるぐらいで完結するかもしれません。
しかし、将来のためのスキルを手にしたいのなら、別にアルバイトに限定するわけではありません。
それでも、あらゆる副業で実務経験を積むということは、今後、非常に大きな強みとして活かすことが可能になります。
ただ、副業といってもある程度の経験は求められるでしょうし、未経験ならば時給も安く抑えられます。
何より、本業にまだ慣れていないという人には、副業でアルバイトはおすすめ出来ません。
まずは本業に集中すべきでしょう。
今回は例として、割りとこじつけに近い形で、プログラマーや料理人を例で出しましたが、このように、収入を増やす以外で何かを得るために、アルバイトを一つの選択肢として考えているなら、それは十分に副業としておすすめ出来ますね。
いろんな仕事を経験したい
この考え方であれば、既に高校生や大学生の時点でも割と達成している人は多いです。
ですが、学生時代にバイトを経験したことが無く、初めて社会人として就職した人であれば、社会人になった後で他の仕事が気になる人もたまに居ますよね。
そういう時は、短期バイトや日雇いなどで、お金を稼ぐ事より経験を稼ぐ事を意識するといいでしょう。
人脈作りであったり、肉体労働で体を鍛えたりといった風な理由ですね。
いずれにおいても重要なのは、
お金を第一としないことです。
基本的にアルバイトを副業にはおすすめ出来ない理由
では、先ほどのような目的が無い場合は、アルバイトを副業としてやるべきではないのか?
答えはイエスです。
ちゃんとした理由がいくつかあります。
ただお金が欲しいだけなら、
他にもっと良い選択肢があるということですね。
本業で残業をする方が効率が良い
残業したり、土曜出勤が多かったりするなら、その分、2.5割増で所定外労働が付きますよね。
時給単価で言えば、普通はバイトをするよりも、本業で残業をする方が高くなりやすいですし、同じ会社内で同じ仕事を続行出来るので、楽に手取りを増やすことが出来ます。
しかし、
- 残業代が付かない
- 元々の給料が少なすぎる
- あまり残業させてくれない
- 既にある程度の残業代が基本給に含まれている
こういった理由から、さらにアルバイトをしたいという人も居ますよね。
そもそも本業に難有りなので、
はっきり行って転職すべきだと僕は思いますよ・・・。
アルバイトよりもまず、転職サイトなどで、自分の希望条件に合った仕事を見つけてから、その上で副業を考えるということも出来ますよ。
アルバイトは禁止している会社が多い
副業することは大丈夫だけど、アルバイトのような雇用されるタイプの副業は禁止
これに該当している会社はまだまだ多いです。
副業自体は問題無いけど、アルバイトは禁止なのは、副業先のコンビニや居酒屋が所定外賃金を支払う場合などで揉めたり、先ほどのプログラマーの例で言えば、同業種なので情報漏えいが懸念される場合や、労働時間も増えて本業への支障をきたす場合や、過労で倒れるなどのリスクがあるためですね。
後は単純に通勤中の事故などの責任はどちらが負うのかなどでもトラブルが起きることは容易に想像出来ます。
僕が働いていた会社も、副業自体はOKだけど、会社の承認無く他に雇用された物は懲戒処分の対象になるとしっかり社則に明記されています。
ダブルでの雇用になる場合は特に気をつけた方がいいですね。
僕は、IT企業で働いている友人も居ますが、その友人は、副業そのものが禁止されており、バレたらクビになると入社時の説明の時点で言われたらしいですよ。
例え民間企業であっても、公務員並みに規制の強いところはまだまだ多いので、これからどう変わっていくかですね。
まぁ民間企業の完全な副業禁止という社則に法的な効力は無いので、後述するアルバイト以外の副業であれば、しれっとやっても全然大丈夫ですよ。
アルバイト以外でおすすめの副業で王道2選
アルバイトは副業にはおすすめ出来ないです。
僕が副業としておすすめしたいのは、
- いつでも出来て時間の融通が利く
- 一度に複数を相手に出来る
- 軌道に乗れば実稼動時間が少なくなる
- 必要な資金が少なく、始めやすい
とりあえずはこの4つを満たすような副業です。
副業の種類は他にもたくさんあり、上げるとキリが無いですが、今回はとりあえず王道と言えるものを軽く紹介します。
ブログアフィリエイト
ブログの魅力は、なんといってもパソコン1台あればどこでも出来て、いつでも好きなだけ作業が出来ることです。
Googleに質の高いブログとして評価されたら、実稼働時間が少なくても収入が発生しますし、検索してブログに来る人全てが顧客になる上に、いつでも出来て元手もあまりかかりません。
Googleから評価されて軌道に乗るまでが凄く大変ですよ。
しかし、ブログは基本元手がかからないので、誰にでも自信を持っておすすめすることが出来ます。
最悪あまり稼げなくてもほとんど支出がありませんし、最悪、趣味ブログとして継続すれば、趣味でやっていることの一部を経費として計上することも可能になりますので、一人1ブログは作っておいた方が良いでしょう。
集客は検索エンジンに拘る必要はなく、Twitterやインスタグラム、YouTube等のSNSからの流入でも構いません。
肝心の集客さえ出来れば、結果は後からいくらでも付いてくるでしょう。
物販(転売)
物販は商売やお金稼ぎの基本と言える行為でしょう。
今ではヤフオクやメルカリなどの集客力があるプラットフォームを利用することで、自分で集客をする必要がありません。
プラットフォーム毎に価格差のある商品を見つけ、安く買って高く売るという作業を繰り返すことで、利益を増やす事が可能ですよ。
プラットフォームを利用する人も、物を買いたくて利用している人がほとんどなので、例えるなら、腹を空かしている人しか居ない場所に弁当を出品するようなものですね。
手数料が高いのをやたらと嫌がる人は多いですが、クレジットカードの手数料や集客料も込々で考えれば安いものですよ。
後、基本的には多くの手法で、在庫を抱えるというデメリットがあるので、最初は少ない資金から挑戦しましょう。
また以下の記事でも、他にお勧めな副業も併せて解説しているので、興味があれば読んでみてください。
人はなぜ副業をやるのか【資産運用もおすすめ】
ただ、今回僕が伝えたいのは、アルバイトが副業としておすすめ出来ないことだけでなく、そもそも人は、なぜ副業をしようと思うのかということについてです。
先ほど言ったように、アルバイトは、幅広い技術を身につけたり、経験を積んだり、ちゃんとした目的があるならそれは副業としての価値はあります。
ただ、多くの人が「副業でアルバイトをしよう!」と考える理由は、もちろん「副収入」が欲しいからですよね?
自分で副業をやりたいなら、お金を稼ぎやすい物か経験を積める物をお勧めしますし、副収入が欲しいなら資産運用で小さく得る事だって可能です。
自信があるならば、株式投資や不動産投資のような王道でも良いですし、FXや仮想通貨でも構いません。
しかし、資産運用のリスクとリターンは表裏一体なので、いきなり大きな資産を投じるのはお勧めしません。
僕がメインで投資している物は、主にインデックス投資信託、仮想通貨、ソーシャルレンディングの3つですが、ここらへんに少し投じてみるのはアリかと思います。
僕がそうであったように、少しでも利益が出たという成功体験は、自分で何か新しい挑戦をするきっかけになります。
このように、少ない資金から手軽に始められる投資に慣れていきながら、ブログや物販などのような副業にも挑戦してみるのがいいのではないでしょうか。
そして、本業で得た収入や、副業で得た収入をなるべく無駄遣いせず、自己投資や事業投資、金融資産への投資をガンガン行ってください。
質の高い副業を組み合わせて、
安定した資産形成を目指してくださいね。
最後に
すいません。
最後に改めて、伝えたいことがあります。
それは、まず本業の環境を十分に改善しろということです。
さっきもチラっと言いましたが、本業の環境や条件があまりにも悪ければ、転職をした方が良いです。
本業の条件や環境がそこまで悪くない人は、そのまま副業をやると良いでしょう。
僕は基本的に他の人に独立はお勧めしておらず、そこそこ環境の整った会社員として働きながら、副業で大きく稼ぐのを目指すのが最適だと思っています。
なので、本業の環境があまりにも悪いのであれば、まず転職活動からやってもいいのではないかと思っています。
自信がある人は独立も視野に入れましょう!
- 副業にアルバイトはお勧め出来ない。
- 成果に比例する副業をやりましょう
- 少ない資金で資産運用に慣れるのもお勧め
- まずは異動願いや転職活動で本業の環境の改善をすべき
今回の記事は終わりです。
僕の考えを参考にして、自分にとって最適と思える選択をして下さい。