こういった疑問に回答します。
そこそこ貯金を頑張っている人ほど、銀行の定期預金なんかにお金を預けていてもお金が増えないという事実に萎える事が多いと思います。
だからこそ資産運用を始めてみたいけど「何から手を付けたらいいのか分からない!」という人も多いですよね。
なので、今回の記事では、投資初心者でも少額から簡単に始める事が出来る資産運用を4つ紹介しますので、今日から実践する為の準備をしましょう!
- とにかく何か運用運用したい
- 少ない資金で始められる物がいい
- そこそこリターンを取れるような物をしたい
- メンテナンスもほとんど要らない方法が良い
この記事の目次
投資初心者が簡単かつ少額から始められる資産運用4選
まず初めに勘違いしないで欲しい事があります。
それは、今回の記事では、低リスクで出来る資産運用を紹介するという訳では無いという事です。
なので、割とハイリスクな投資も紛れ込んでいます。
でも実際のところ、少額から挑戦出来る事はそれだけでも十分に低リスクと言えますので、あながち低リスクな資産運用として紹介してもいいかもしれませんね(笑)
まずは、数万円程度で簡単に出来る資産運用を始めてみて、1か月後にどうなるのかを体験してみてから、増資を検討したり、他の運用方法を検討したりするのが、最も入りやすいかと思っています。
インデックス型投信信託
まず一つ目がインデックス型の投資信託です。
- ファンドマネージャーにお金を預けて株などの売買をして貰うアクティブ型
- 株式市場の平均値に機械的に連動した値動きをするだけのインデックス型
2種類の投資信託がありますが、アクティブ型はファンドマネージャーが売買を行う為、手数料が高く、運用成績も長期的に見たらほとんどがインデックス型に負けているという事実もありますので、95%の人にはお勧め出来ません。
銀行が資産運用を推奨して売り付けてくる投資信託も、客から手数料が高く取れるアクティブファンドである事がほとんどですので、カモられないように注意をして下さい。
インデックスファンドをドルコスト平均法で長期的に分散して買い続けておく事で、最終的には平均年利3~7%のリターンを得る事が期待出来ますが、一時的な価値の大幅下落等は起こり得るので、そこは注意しておいて下さい。
そして、インデックスファンドを購入するのであれば、アメリカの株価指数に連動したインデックスファンドを購入してください。
理由としては、リーマンショックやコロナショック等で大きな暴落を何度も経験していながらも現時点では過去30年右肩上がりで成長をしている為です。
今後もアメリカの経済が成長していくと思うのであれば、一時的な大暴落が起こった時はむしろチャンスだと思ってもいいぐらいでしょう。
以上の事から、とりあえず平均年利3~7%を狙うのであれば、SBI証券か楽天証券にて口座を開設し、そこでつみたてNISA口座をさらに開設して、アメリカの株価指数「S&P500」に連動したインデックス型の投資信託を買うのが良いかと思います。
ただ、つみたてNISAだと年間40万円までしか積立が出来ないので、毎月投資出来る額は3万ちょいまでです。
- SBI証券か楽天証券で口座を開設
- つみたてNISA口座を開設する
- アメリカの株価指数に連動したインデックス型投資信託を20年ぐらい毎月同じ金額で買い続ける
これだけです。
なので、あなたが今からやるべき事は、まずSBI証券か楽天証券で口座を開設する事ですね。
ソーシャルレンディング
次におすすめ出来る簡単な資産運用は、ソーシャルレンディングです。
ソーシャルレンディングの仕組み自体はシンプルで、たくさんの個人投資家から小さな資金を集めて、数千万~数億という大口の資金にして、企業へと貸し付けるサービスです。
資金集めや、貸付先の審査、金利の設定等の難しい事は、全てソーシャルレンディング事業者が間に入って代わりにやってくれるので、僕たちがやる事と言えば、案件を選択して1万円から融資をして、後は運用期間(貸付期間)が満了するまで待つだけでOKなので、専門知識が不要で非常に楽ですし、完全な不労所得と言えます。
ただし、あくまでお金を貸すという事なので、当然貸倒れを起こしたり、返済が滞ったりするリスクはあります。
実績のあるソーシャルレンディング事業者であれば、貸倒れの件数は限りなく0に近いので、しっかり分散投資をしていれば、よっぽどの事が無い限りは大丈夫だと思うので、僕自身も数百万円投資をしておりますが、良くも悪くも得られる年利は大して変わらないので、最初は少ない資金で投資をしてみて、1~2か月様子を見て、運用に慣れて下さい。
リスク回避策やおすすめの事業者は、詳しくは以下の記事で解説しておりますので、とりあえずやってみる事をおすすめします。
- 10万円ほど資金を用意する
- 複数のソーシャルレンディング事業者で口座開設
- 複数の案件を選んで、それぞれに1万円ずつ投資
始め方としてはこれでOKでしょう。
ソーシャルレンディングは非常に簡単に出来る資産運用なのですが、初心者がいきなり100万円とか300万円とかを突っ込むのはお勧めしません。
僕がそうであったように、利息収入を少しでも多く貰う為に一気に投資したいという気持ちは凄く分かりますが、それでもこれから始めるという人は、まずは少ない資金で、ソーシャルレンディングの運用に慣れて下さい。
その後は、給料や副業で余剰資金をたくさん作って、500万円、1000万円、2000万円といったまとまったお金を手に入れたら、そこで初めてソーシャルレンディングを数ある選択肢の中の一つとして検討する。
これぐらいの感覚で大丈夫です。別に大きなお金を手にした後に必ずソシャレンで運用する必要もありませんし、今回ある程度触ってそれっきりでも問題はありません。
簡単な物からいろいろ経験してみて、「自分が大きな資金を手にした後はどういった方法で運用するのが最適か」を見極める事が目的である事を覚えておいて下さい。
仮想通貨
次におすすめ出来るものが仮想通貨です。
仮想通貨は値動きが激しく、非常にハイリスクハイリターンな投資ではありますが、1000円や1万円からでも投資出来ます。
- 完全無価値になるリスク
- 取引所がハッキングされて資産を盗まれるリスク
仮想通貨は投資した資金が大損するリスクもありますが、そもそも短期的に焦って投げ売りしてしまうほど投資する方がおかしいです。
これらのリスクの内、完全無価値になるリスクに関しては、投資する対象をビットコインなどの信頼できる有名な物だけに絞っておけば、リスクを減らす事が出来ます。
有名な物だけに絞れば、将来的な値上がりも期待出来ますし、一時的に暴落しても戻るのが早いですし、何より投資対象も2、3個しかないので、株と違って銘柄の選定スキルが必要ありません。
そして、取引所がハッキングされるリスクに関しても、有名な所に絞って、長期的に保有する物はハードウェアウォレットに保存する等をすれば、限りなくそのリスクは減らす事が可能です。
- 仮想通貨取引所の口座を開設する
- 口座に1万~3万円ほど入金する
- 取引所でビットコインを買ってみる
これだけです。
正直言ってビットコイン以外に仮想通貨初心者におすすめ出来る通貨はありません。そして、ビットコインを少ない資金でやる場合であれば、どこの口座を開設しても問題なく売買する事が出来ますよ。
ロボアドバイザー
最後に、ロボアドバイザーを紹介します。
先ほど紹介したインデックスファンドの中にも、アメリカ、日本、先進国、新興国、全世界など、いろいろな国の株価平均があります。
ただ大前提として、僕はインデックスファンドに投資をするのであれば、変にいろんな国々や債券への分散はせずに米国株100%の比率で投資する事をおすすめしています。
なので、いちいちロボアドバイザーなど利用する必要は無いと思っています。
- 何を買うかで迷う事が無い
- リバランスの必要が無い
- 過去30年間勝ち続けているから
- アメリカで経済の成長が無理なら、他の国ではもっと無理だと思うから
- つみたてNISA等の税制優遇も使える
- 信託手数料も安い
しかし、たくさんの種類のインデックスファンドを選んで、年に数回程度、買っているインデックスファンドの比率を調整する人も居ます。
そういう運用をやりたい人に関しては、手数料が少し高くはなるものの、ロボアドバイザーに全て丸投げして最適な運用をして貰うという選択肢もありますね。
手数料の面で見たら、自分で複数のインデックスファンドを選んで購入して、リバランスも全て自分でやる方が安くなりますが、かなり面倒になりますし、運用成績が良くなる保証もありません。
こういう時に、ロボアドバイザーを利用する事で、手数料が少し高く付くものの、運用したい人の年齢や取れるリスクに合わせて、ロボットが完全に自動で売買・運用をしてくれます。
- 米国株だけに絞って投資するのはなんか怖い
- かと言って何を買ったらいいのか分からない
- たまのリバランスをするのもめんどくさい
- 自分に合った分散投資やリバランスを全部自動化してくれるなら、多少の手数料は気にしない
これらを満たす人であれば、ロボアドを検討してみて下さい。
その方が手数料も安いし、つみたてNISAにも対応していますからね。
ロボアドの手数料は1%程度で、インデックス型投資信託で運用する際の手数料(0.1%程度)よりは高いですが、勝ち目の薄いアクティブファンドはロボアドの数倍の手数料を取る事を考えたら、分散投資やリバランスを全自動でやってくれて1%なのであれば、非常に良心的と言えます。
- 口座を開設する。
- 入金する
- 年齢や許容リスクを設定する
- 運用開始したらずっと放置
資産運用は簡単にやる方がリターンが大きくなる理由
では、資産運用は簡単にやる方がリターンが大きくなる理由を説明します。
結論から言うと、難しい物を極めたところでリターンは決して大きくならないからです。
例えば、株やFXのトレードだけで数千万円や一億円を増やすという事が出来るのはほんの一握りで、99%の人には出来ません。
そして、知識や経験を積んで平均年利10%の成績を出す事が出来たら、その人は優秀なトレーダーという扱いを受ける事になります。
その事実から、僕が資産運用だけでお金を稼ごうとしなかった理由も、「本気でやって年利10%より、簡単にやって年利5%を取る方が効率的」だと思ったからですね。
なので僕が99%の人におすすめ出来る方法は、今回の記事で紹介した投資方法で、簡単かつ堅実な物にチャレンジして、浮いた時間で仕事や副業、節約を本気でやり、元手を稼ぐ事だと思います。
資産運用とは、ある程度お金がある人ならお小遣いを、かなりお金がある人なら生活費を稼ぐ為にある物だと思っています。
簡単な資産運用だけに絞れば絞るほど、仕事や副業等にかけられる時間も圧縮されずに済みますので、僕は今回の記事で紹介した資産運用だけを極めるのが、最も効率が良いのではないかと思っています。
【たぶん一番簡単】本当に損をしたくない投資初心者におすすめの資産運用
最後に、もっとも簡単で本当に損をしたくないという人におすすめの資産運用を紹介します。
この記事では、少額から簡単に出来る資産運用を紹介してきましたが、今回紹介した資産運用では、3万円~10万円程度の資金を用意する必要があり、それらが失われるリスクもあります。
正直言うと、このレベルのリスクも負えない人であれば、現金預金以外の資産運用は向いていないと思います。
本当に損をしたくないという人は、転職や残業で収入を増やす事や、元手が不要な副業等に集中しつつ、ほどほどに貯金をしていくのが最適でしょう。
何を選択しても何かしらのリスクを負う中、少ない資金で簡単な物からやってみるだけでも、今後の分散投資の選択肢を増やす事が出来る分、僕はやってみる事をおすすめはしますが、損をしても僕が責任を取れる訳ではないので、自己の責任で行動しましょう!